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アンサンブル・メンデルスゾーン

きのうは、久しぶりにコンサートを聴きに行きました。

ベルギー・日本友好150周年記念のコンサートで、アンサンブル・メンデルスゾーンのメンバーと日本人演奏家の方々が色んな形のアンサンブルを組んで、デュオ・トリオ・カルテット・クインテットと4曲楽しませていただきました。

ベートーベンのクラリネットトリオ、クラリネットの森さんはアコーディオン奏者でもあるというユニークな方ですが、滑らかな音色にうっとりしました。

この方、最初からずっとピアニストの譜めくりをされていてビックリ!

普通、演奏者は自分の演奏に集中したいので、譜めくりはなかなかしませんが、この方は余裕があるのだなと感動しました。

アンサンブルの皆さんが個性的で、パフォーマンス的にも楽しく、かつパワフルな演奏に暖かい気持ちになりました。

帰りがけ、皆さんのCDが並べられていたので、チェロのニコラさんのCD シューベルトの「アルペジオーネソナタ」を頂いてきました。

アルペジオーネは1800年代前半にウィーンで開発された、6弦とギターのようなフレットがついた楽器で、ギター・チェロとも言うそうです。

この楽器のために作られたシューベルトのソナタは、ヴァイオリンの楽譜も出ていて、一度聴くと忘れられないメロディなのです。

  

配達便コンサート

茨木市音楽芸術協会の催しのひとつ、あっちこっち配達便、先週は天兆園さんへ敬老会で伺いました。

デイサービスで通って来られる方へと、泊まって生活しておられる方へと、2回に分けて、フロアも変えて演奏しました。

最初のフロアには舞台があり、背景にはなんと、お能の舞台にあるような松が描かれていました。

その和風のしつらえの前で、フルート・ ヴァイオリンとピアノの三重奏での演奏です。

今回好評だったのは「蘇州夜曲」けっこう歌ってくださいました。もう一つ、「ライムライト」の曲も歌ってくださる方多数。

「紅葉」などの懐かしい曲はもちろん、やはり郷愁を誘うような曲がよいのですね。

あとで教えてもらったのは「宵待草」これもよさそうです。

嬉しかったのは、客席に、隣のおうちのお父さんがいらしたこと。週に数回、デイサービスに行かれているのは知っていましたが、天兆園さんだったとは!

また、機会があれば、伺います!

室内楽セミナー

暑い盛りのことだったのですが、すっかり秋になってしまいましたね。

写真がやっと入手できたので載せてみました。

昨年はシューベルトをさせていただきましたが、ことしはラヴェルのピアノトリオに挑戦。

シューベルトとはまったく違う時代、違う国の作曲家であることを痛感。

メロディの美しさに酔いしれながらも、ピアノと弦楽器が違う拍子で進む2楽章は、まったく気を抜けない展開でした。

その他、モーツァルトのピアノカルテットで、ヴィオラも弾かせていただきました。

ヴァイオリンとチェロの男性に負けないように頑張っていたようで、聴きに来てくれた小学生の生徒から、「先生、ヴィオラがカッコよかった。」と…

写真は、ラヴェルのものです。

  

打ち上げは、近くのタイ料理屋さんで、ビールがすすむこと、すすむこと…(;^_^A

門真ジュニアオーケストラ

8月6日、門真市で立ち上げられたジュニアオーケストラのコンサートに、当教室からS君(小3)が参加させていただきました。

本格的な弦楽アンサンブルは初めての彼。

同じ年頃の仲間と、3日間練習を重ね、本番の日はとても楽しそうに弾いていました。

チェロにも2人小学生がいて、教室だけでは経験できない貴重な体験ができたと思います。

私も微力ながら、ヴィオラでお手伝いに伺いました。

  
11月には、昨年Aちゃんが演奏させていただいた、バッハのドッペルコンチェルトを、今年もオーケストラをバックにS君が小4の男の子と演奏させていただきます。

コンクール

毎夏恒例の、京都こどものためのヴァイオリンコンクールが終わりました。

いつも、関西各地から、たくさんの生徒さんたちが京都を目指してこられます。

今年は、「楽しき人生」と、「エクレスのソナタ」「モーツァルトの協奏曲第4番」で、それぞれ、小3・小5・中1の生徒さんがエントリー!

「楽しき人生」は、色んな奏法が要求され、その上、ヴァリエーションのそれぞれの特徴を出す、という難しい曲。

「エクレスのソナタ」は、大人の感情移入が課題。

「モーツァルトの協奏曲」は、音階とアルペジオの基礎ができた上で、色んな場面を表現していくのが課題です。

みんな一番良い演奏ができたと思います。

やはり、目標があると頑張れますね。

私も、チューニングのお手伝い、楽しくさせていただきました。

もうひとつ、コンクールの楽しみは、同窓会になることです。

毎年7月にしか会わない先輩後輩と 話がはずむのです。

オルゴールの森

これ、オルゴールです。

中にヴァイオリンが入っていて、自動演奏になってます。 

富士河口湖畔のオルゴール美術館に行ってきました。

ヨーロッパで作られた数々のオルゴールがあり、オルゴールに合わせての歌も聴くことができました。

右隣にあるのは、タイタニック号に乗るはずだったオルゴールなんですって!

ジュークボックスの走りです。

 

母の日に…

きょうは母の日。私の母は20年以上前に亡くなっているので、白いカーネーションを、と思ったけれど、今はカラフルなカーネーションが出ていて、目に留まったグリーンのカーネーションを用意しました。

  
思えば、ヴァイオリンを始めたのは、母の一言。。。

ピアノを物ごころつかない頃から習っていて、ラジオからはいつもクラシック音楽が流れていたのですが、小学生になった私に、ヴァイオリン習ってみる?と聞いてくれた光景は、今も覚えています。

両親とも音楽には無縁の仕事をしていましたが、コンサートにはよく連れて行ってくれました。

レッスンに一緒に行っていた記憶は殆どないのですが、家での練習は聴いてくれていて、感想を言ってくれたり、先生との連絡は密に取ってくれていたようです。

そのおかげで、ヴァイオリンに打ち込むことができ、この道をずっと歩いてこられました。

20数年前、具合が悪くなった母は、自分の葬儀で、ショーソンのポエムを弾いてほしいと言っていました。

でもその頃、まだ音楽葬は一般的では無く、ごく普通のお葬式になってしまいましたが、今なら、音楽葬で送ってあげられたと思います。

母の日が来ると、母の命日がすぐにやってくるのです。

ヴァイオリンを学ぶ…

発表会も終わり少しゆっくりしているので、今日は、ヴァイオリンを学ぶにあたって、私が大事にしていることを書いてみようと思います。

まず、楽譜を読むこと。

本でも、最初は読み聞かせですが、そのうち自分一人で読めるようになりますよね。

楽譜も一緒です。

基本4本の弦の音符が、五線譜のどこに位置するかを覚えれば、あとはそこから上がるか下がるか、なので、17個の音符が(ソからシまで)並ぶことがわかれば、音符は読めます。

ヴァイオリンの場合は、ピアノと違い、ト音記号だけでいいのです。

その次に、リズム。

これは全音符から半分に、半分に、と割っていく、簡単な算数です。

音符とリズムがわかれば、自力で読むことができ、新しい曲にもチャレンジしていけます。

新しい曲のときは、かならず、楽譜を声に出して歌ってもらうようにしています。良い声で歌わなくていいので、正確に読むことをモットーにしております。

以前習っていたところでは、ドレミをカタカナで書いていたという生徒さんで、うちに来られてから、カタカナ無しで読めるようになり、ヴァイオリンを弾くことが楽しくなった、という方もおられます。

あとは、強弱やテンポ、表情記号など、演奏するのに必要なことは、ほとんど楽譜に書いてあるので、それをどう表現していくかを学んでいただくのがレッスンだと思っています。

そしてもう一つ、ヴァイオリンを弾くには、よい姿勢が大切です。

基本は立って弾くので、きっちり立って、正しい持ち方で楽器を構えると、良い音が出せるようになります。

演奏するときだけではなく、普段の姿勢も気をつけるようになっていただけたら嬉しいですね。

最後に、やはり、おうちでどのように練習するか、です。

一週間に一回のレッスンだとすると、レッスンの時は色々注意されてよくなっても、あとの6日は、一人で弾いているわけなので、その時に、どのくらい注意されたことを意識できるかによって、進歩度合いが格段に変わってきます。

特に小学校低学年くらいまでは、レッスンのときもおうちでも、親御さんが一緒に学んで注意していただくのが一番望ましいとおもいます。

親御さんがお忙しいとしても、二日に一回でも、練習をちょっと聞いてあげて、一言、ここがよくなったね、とか、持ち方はこうじゃなかった?とか、声をかけてあげてくださると、お子さんも励みになると思うのです。

それからもう一つ、ヴァイオリン以外にもたくさんの体験をして、想像力と感性を養ってほしいのです。それが、表現の幅につながり、人生を豊かにしてくれることになります。

ヴァイオリンを弾けるということが、自信になり、他のことにも積極的にチャレンジでき、結果的に人生を楽しんでもらえたら、と願い、日々レッスンしております。

今はまさに、ゴールデンウィーク!

ヴァイオリン以外の体験を増やすのに絶好のチャンス‼︎

発表会

春の発表会、桜満開のお花見日和のなか、生徒の皆さんが、舞台に花を咲かせてくれました!

続けて出ている生徒さんは、みんな驚くほど上達していましたし、初めての生徒さんも、落ち着いて練習通り、いえ、練習以上にしっかり弾けていて、とてもうれしい一日でした。

こんど年長さんになるAちゃんから、小、中、高校生、そして、何年かぶりに再開した大人さん、OLさんまで出演してくれました。

曲は、可愛いキラキラ星から、コンチェルト、シベリウス、そして合奏は、ドレミの歌、メリーさんのひつじから、バッハのドッペルまで、幅広く取り上げてみました。

バッハのガヴォットなどのカルテットには、フルート・クラリネットも入っていただいたりして、色んな楽器の音色を聴いていただけたと思います。

そして、毎年一緒に開催していたピアノの平瀬先生も戻って来てくださり、今回はラストに、バロックダンス林規子さんにも花を添えていただきました。

先月もご一緒させていただいた規子さん、衣装も豪華で、会場がバロック時代の雰囲気になったでしょうか。

ほとんどの生徒さんが学ぶ教本に載っている、バッハのメヌエットとブーレ、こんな感じで踊れるように弾けるといいなと願っています。

チェロをお願いした大橋さんと、平瀬さん、林さんと共に、セピアっぽくしてみました。

  

トリオとトリオ

23日は、トリオを聴きに行ってきました。

以前、J.Jさんとして登場していただいたチェリスト、今回は城甲さんとしてがっつりクラシックを聴かせていただきました。

シューマンのピアノトリオと、ブラームスのクラリネットトリオ、和やかな雰囲気と、なめらかに溶け合った演奏に引き込まれた2時間でした。

J.Jさんも話されていましたが、クラリネットはオーケストラではお馴染みの楽器ですが、実際のところよくは知らないのが実情です。 

 今よく使われているのは、A管とB管だそうです。ト音記号のドをクラリネットA管で吹くと、ラ(A)になる、B管で吹くとシのフラット♭(B)になるということです。合ってるかしら?

音楽理論で言うと、移動ドになるので、固定ドの頭になっている私たち弦楽器にはなかなか馴染めません。

トリオの場合もオーケストラの場合も、スコアと言われる総譜には、すべての楽器の五線譜が載っています。ト音記号とヘ音記号はすぐ読めるのですが、それ以外は読むのに時間がかかります。

弦楽器でも、ヴィオラはハ音記号を使いますので、ドの位置がわかれば、ドはドなのですが、クラリネットの場合はト音記号での表記のドが実音ラになる…なので、スコアを一瞬で読むのは難しいですね。

というクラリネットの説明も、河野さんがしてくださり、ブラームスのトリオを楽しむことができました。 

シューマンのピアノトリオは、赤松さんのヴァイオリンが優しい音色で、ピアノの藤本さんがときに引き締め、まとまった美しさでした。

モーツァルトサロンの響きも良く、アンコールのクラリネットポルカは圧巻でした!

  

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