発表会・コンサート

発表会

今年も、生徒さんの発表会を無事に終えることができました。

初舞台の生徒さんが7名。

初めて合奏をする生徒さんたちも、初顔合わせのカルテットも、楽しそうに弾いてくれました。

みんな緊張しているでしょうけれど、堂々としていましたね。

今回は、一人一人の紹介を、私からのメッセージという形でしてみました。どうだったでしょう⁈

回を重ねるごとに、自分自身への課題も増えてきました。

来年は、今の形で10回目の発表会になります。

色々な企画も、今から考え始めておこうと思います。

写真は、歴代のプログラムです。 

 

きらめきコンサート

15日、きらめきホールにて、講座最終のコンサートに出させていただきました。

今回は、クライスラーの数ある作品の中から、美しきロスマリン、ロンディーノ、スペイン舞曲を選んでみました。

ロスマリンは、その名の通り、美しい女性ローズマリーを称えた可愛い曲。

ロンディーノは、ベートヴェンの主題による、ということで、確かにベートヴェンのソナタのメロディが出てきます。

そして、スペイン舞曲は、ギターの名手グラナドスの曲で、クライスラーが編曲したものです。

スペインの土っぽさと情熱を感じる民族的な雰囲気のダンス、中間部は白い教会での祈りの雰囲気。この曲は、私がまだ大学生だった頃、ギター奏者と初めて合わせた思い出の曲で、あの当時は、きっちりしたクラシックしか弾いたことがなく、雰囲気がなかなかつかめませんでした。うん十年経ってやっと、雰囲気がわかってきたかなと思います。ピアノの岩本さんのおかげです。

そしてもう一曲は、和楽器奏者の菊央雄司さん、フルートの高橋成典先生、ピアノの高橋曜子先生と共に、曜子先生が編曲されたラモー作曲の「タンブーラン」を演奏させていただきました。

ラモーという作曲家はあまり知られていませんが、バッハと同じ時代の作曲家で、宗教曲などもたくさん作っています。ヴァイオリンも、教本に一曲だけ、ガボットが載っています。

「タンブーラン」はタンバリンを持って踊る曲で、こちらはスペイン舞曲とはまた違い、足踏みを強調するような楽しい曲でした。

初めて胡弓と一緒に弾かせていただきましたが、ヴァイオリンと同じく馬の尻尾の毛で弦を擦る楽器でも、発音がヴァイオリンとは全く違い、いろんな発見がありました。

終演後、菊央雄司さんと共に。

  

岩淵先生を偲んで

昨年の1月5日鬼籍に入られた、元京都芸大の教授、岩淵龍太郎先生を偲ぶコンサートが、この5日に開催されました。

岩淵先生には、京都芸大に入る直前から何度かレッスンをしていただき、大学時代は弦合奏の授業でお世話になり、卒業後、京都室内合奏団でソロをさせていただいた時もレッスンしていただきました。その後、神戸室内合奏団でも大変お世話になりました。嬉しかったことも悔しかったことも、語り尽くせないほどの思い出があります。

豪快ながら、きめ細かい先生の薫陶を共に受けてきた弦楽器専攻の先輩後輩が一堂に会してのコンサート。京都コンサートホールムラタのみんなを包み込む響きも素晴らしく、92人でのアイネクライネナハトムジークは圧巻でした。

日頃の演奏活動で個人的に会う方はいますが、これだけのメンバーが一堂に集まることは、この先もう無いでしょう。本当に夢のような刻でした。そして、岩淵先生の教えを受けられたこと、この学校で学べたこと、嬉しく誇らしく思いました。

  

門真市民コンサート

きのうは一日雨でしたが、門真市ルミエールホールでは、熱い演奏が繰り広げられました。

「ヴェネツィアより愛をこめて」ということで、ヴィヴァルディの作品の中から、ヴァイオリン協奏曲。これは、辻井淳さんのソロ。研ぎ澄まされた感性と緻密な演奏に寄り添い、続くフルート協奏曲では、ラック・ザビエルさんのロマンティックで激しい演奏に食らいついてゆく、というアンサンブルで参加させていただきました。

その前に、昨年立ち上げられたジュニアオーケストラに所属した小3のS君、ジュニアのみの「主よ、人の望みの喜びを」と、「星に願いを」に続き、小4のY君とバッハのドッペルを、こちらは大人のアンサンブルをバックに、堂々と披露しました。

昨年のAちゃんもそうでしたが、物怖じせず、いつも以上の力を出せて、しかも楽しんで弾ける、演奏家として大事な根性が座っているということでしょう。私から見ても、羨ましい子どもたちです。毎日の練習の成果であることは間違いありません。

これからもどんどん演奏の機会を増やしてあげたいと思います。

そして、最後は、やはりヴィヴァルディの合唱「グロリア」トランペットも入り、高らかに締めくくられました。

写真は、辻井淳さんとの練習風景です。

  

こちらはジュニアの演奏のリハーサル風景です。

  

アンサンブル・メンデルスゾーン

きのうは、久しぶりにコンサートを聴きに行きました。

ベルギー・日本友好150周年記念のコンサートで、アンサンブル・メンデルスゾーンのメンバーと日本人演奏家の方々が色んな形のアンサンブルを組んで、デュオ・トリオ・カルテット・クインテットと4曲楽しませていただきました。

ベートーベンのクラリネットトリオ、クラリネットの森さんはアコーディオン奏者でもあるというユニークな方ですが、滑らかな音色にうっとりしました。

この方、最初からずっとピアニストの譜めくりをされていてビックリ!

普通、演奏者は自分の演奏に集中したいので、譜めくりはなかなかしませんが、この方は余裕があるのだなと感動しました。

アンサンブルの皆さんが個性的で、パフォーマンス的にも楽しく、かつパワフルな演奏に暖かい気持ちになりました。

帰りがけ、皆さんのCDが並べられていたので、チェロのニコラさんのCD シューベルトの「アルペジオーネソナタ」を頂いてきました。

アルペジオーネは1800年代前半にウィーンで開発された、6弦とギターのようなフレットがついた楽器で、ギター・チェロとも言うそうです。

この楽器のために作られたシューベルトのソナタは、ヴァイオリンの楽譜も出ていて、一度聴くと忘れられないメロディなのです。

  

配達便コンサート

茨木市音楽芸術協会の催しのひとつ、あっちこっち配達便、先週は天兆園さんへ敬老会で伺いました。

デイサービスで通って来られる方へと、泊まって生活しておられる方へと、2回に分けて、フロアも変えて演奏しました。

最初のフロアには舞台があり、背景にはなんと、お能の舞台にあるような松が描かれていました。

その和風のしつらえの前で、フルート・ ヴァイオリンとピアノの三重奏での演奏です。

今回好評だったのは「蘇州夜曲」けっこう歌ってくださいました。もう一つ、「ライムライト」の曲も歌ってくださる方多数。

「紅葉」などの懐かしい曲はもちろん、やはり郷愁を誘うような曲がよいのですね。

あとで教えてもらったのは「宵待草」これもよさそうです。

嬉しかったのは、客席に、隣のおうちのお父さんがいらしたこと。週に数回、デイサービスに行かれているのは知っていましたが、天兆園さんだったとは!

また、機会があれば、伺います!

室内楽セミナー

暑い盛りのことだったのですが、すっかり秋になってしまいましたね。

写真がやっと入手できたので載せてみました。

昨年はシューベルトをさせていただきましたが、ことしはラヴェルのピアノトリオに挑戦。

シューベルトとはまったく違う時代、違う国の作曲家であることを痛感。

メロディの美しさに酔いしれながらも、ピアノと弦楽器が違う拍子で進む2楽章は、まったく気を抜けない展開でした。

その他、モーツァルトのピアノカルテットで、ヴィオラも弾かせていただきました。

ヴァイオリンとチェロの男性に負けないように頑張っていたようで、聴きに来てくれた小学生の生徒から、「先生、ヴィオラがカッコよかった。」と…

写真は、ラヴェルのものです。

  

打ち上げは、近くのタイ料理屋さんで、ビールがすすむこと、すすむこと…(;^_^A

門真ジュニアオーケストラ

8月6日、門真市で立ち上げられたジュニアオーケストラのコンサートに、当教室からS君(小3)が参加させていただきました。

本格的な弦楽アンサンブルは初めての彼。

同じ年頃の仲間と、3日間練習を重ね、本番の日はとても楽しそうに弾いていました。

チェロにも2人小学生がいて、教室だけでは経験できない貴重な体験ができたと思います。

私も微力ながら、ヴィオラでお手伝いに伺いました。

  
11月には、昨年Aちゃんが演奏させていただいた、バッハのドッペルコンチェルトを、今年もオーケストラをバックにS君が小4の男の子と演奏させていただきます。

発表会

春の発表会、桜満開のお花見日和のなか、生徒の皆さんが、舞台に花を咲かせてくれました!

続けて出ている生徒さんは、みんな驚くほど上達していましたし、初めての生徒さんも、落ち着いて練習通り、いえ、練習以上にしっかり弾けていて、とてもうれしい一日でした。

こんど年長さんになるAちゃんから、小、中、高校生、そして、何年かぶりに再開した大人さん、OLさんまで出演してくれました。

曲は、可愛いキラキラ星から、コンチェルト、シベリウス、そして合奏は、ドレミの歌、メリーさんのひつじから、バッハのドッペルまで、幅広く取り上げてみました。

バッハのガヴォットなどのカルテットには、フルート・クラリネットも入っていただいたりして、色んな楽器の音色を聴いていただけたと思います。

そして、毎年一緒に開催していたピアノの平瀬先生も戻って来てくださり、今回はラストに、バロックダンス林規子さんにも花を添えていただきました。

先月もご一緒させていただいた規子さん、衣装も豪華で、会場がバロック時代の雰囲気になったでしょうか。

ほとんどの生徒さんが学ぶ教本に載っている、バッハのメヌエットとブーレ、こんな感じで踊れるように弾けるといいなと願っています。

チェロをお願いした大橋さんと、平瀬さん、林さんと共に、セピアっぽくしてみました。

  

トリオとトリオ

23日は、トリオを聴きに行ってきました。

以前、J.Jさんとして登場していただいたチェリスト、今回は城甲さんとしてがっつりクラシックを聴かせていただきました。

シューマンのピアノトリオと、ブラームスのクラリネットトリオ、和やかな雰囲気と、なめらかに溶け合った演奏に引き込まれた2時間でした。

J.Jさんも話されていましたが、クラリネットはオーケストラではお馴染みの楽器ですが、実際のところよくは知らないのが実情です。 

 今よく使われているのは、A管とB管だそうです。ト音記号のドをクラリネットA管で吹くと、ラ(A)になる、B管で吹くとシのフラット♭(B)になるということです。合ってるかしら?

音楽理論で言うと、移動ドになるので、固定ドの頭になっている私たち弦楽器にはなかなか馴染めません。

トリオの場合もオーケストラの場合も、スコアと言われる総譜には、すべての楽器の五線譜が載っています。ト音記号とヘ音記号はすぐ読めるのですが、それ以外は読むのに時間がかかります。

弦楽器でも、ヴィオラはハ音記号を使いますので、ドの位置がわかれば、ドはドなのですが、クラリネットの場合はト音記号での表記のドが実音ラになる…なので、スコアを一瞬で読むのは難しいですね。

というクラリネットの説明も、河野さんがしてくださり、ブラームスのトリオを楽しむことができました。 

シューマンのピアノトリオは、赤松さんのヴァイオリンが優しい音色で、ピアノの藤本さんがときに引き締め、まとまった美しさでした。

モーツァルトサロンの響きも良く、アンコールのクラリネットポルカは圧巻でした!

  

2 / 3123

▲TOPへ