15日、きらめきホールにて、講座最終のコンサートに出させていただきました。

今回は、クライスラーの数ある作品の中から、美しきロスマリン、ロンディーノ、スペイン舞曲を選んでみました。

ロスマリンは、その名の通り、美しい女性ローズマリーを称えた可愛い曲。

ロンディーノは、ベートヴェンの主題による、ということで、確かにベートヴェンのソナタのメロディが出てきます。

そして、スペイン舞曲は、ギターの名手グラナドスの曲で、クライスラーが編曲したものです。

スペインの土っぽさと情熱を感じる民族的な雰囲気のダンス、中間部は白い教会での祈りの雰囲気。この曲は、私がまだ大学生だった頃、ギター奏者と初めて合わせた思い出の曲で、あの当時は、きっちりしたクラシックしか弾いたことがなく、雰囲気がなかなかつかめませんでした。うん十年経ってやっと、雰囲気がわかってきたかなと思います。ピアノの岩本さんのおかげです。

そしてもう一曲は、和楽器奏者の菊央雄司さん、フルートの高橋成典先生、ピアノの高橋曜子先生と共に、曜子先生が編曲されたラモー作曲の「タンブーラン」を演奏させていただきました。

ラモーという作曲家はあまり知られていませんが、バッハと同じ時代の作曲家で、宗教曲などもたくさん作っています。ヴァイオリンも、教本に一曲だけ、ガボットが載っています。

「タンブーラン」はタンバリンを持って踊る曲で、こちらはスペイン舞曲とはまた違い、足踏みを強調するような楽しい曲でした。

初めて胡弓と一緒に弾かせていただきましたが、ヴァイオリンと同じく馬の尻尾の毛で弦を擦る楽器でも、発音がヴァイオリンとは全く違い、いろんな発見がありました。

終演後、菊央雄司さんと共に。

  


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