発表会も終わり少しゆっくりしているので、今日は、ヴァイオリンを学ぶにあたって、私が大事にしていることを書いてみようと思います。
まず、楽譜を読むこと。
本でも、最初は読み聞かせですが、そのうち自分一人で読めるようになりますよね。
楽譜も一緒です。
基本4本の弦の音符が、五線譜のどこに位置するかを覚えれば、あとはそこから上がるか下がるか、なので、17個の音符が(ソからシまで)並ぶことがわかれば、音符は読めます。
ヴァイオリンの場合は、ピアノと違い、ト音記号だけでいいのです。
その次に、リズム。
これは全音符から半分に、半分に、と割っていく、簡単な算数です。
音符とリズムがわかれば、自力で読むことができ、新しい曲にもチャレンジしていけます。
新しい曲のときは、かならず、楽譜を声に出して歌ってもらうようにしています。良い声で歌わなくていいので、正確に読むことをモットーにしております。
以前習っていたところでは、ドレミをカタカナで書いていたという生徒さんで、うちに来られてから、カタカナ無しで読めるようになり、ヴァイオリンを弾くことが楽しくなった、という方もおられます。
あとは、強弱やテンポ、表情記号など、演奏するのに必要なことは、ほとんど楽譜に書いてあるので、それをどう表現していくかを学んでいただくのがレッスンだと思っています。
そしてもう一つ、ヴァイオリンを弾くには、よい姿勢が大切です。
基本は立って弾くので、きっちり立って、正しい持ち方で楽器を構えると、良い音が出せるようになります。
演奏するときだけではなく、普段の姿勢も気をつけるようになっていただけたら嬉しいですね。
最後に、やはり、おうちでどのように練習するか、です。
一週間に一回のレッスンだとすると、レッスンの時は色々注意されてよくなっても、あとの6日は、一人で弾いているわけなので、その時に、どのくらい注意されたことを意識できるかによって、進歩度合いが格段に変わってきます。
特に小学校低学年くらいまでは、レッスンのときもおうちでも、親御さんが一緒に学んで注意していただくのが一番望ましいとおもいます。
親御さんがお忙しいとしても、二日に一回でも、練習をちょっと聞いてあげて、一言、ここがよくなったね、とか、持ち方はこうじゃなかった?とか、声をかけてあげてくださると、お子さんも励みになると思うのです。
それからもう一つ、ヴァイオリン以外にもたくさんの体験をして、想像力と感性を養ってほしいのです。それが、表現の幅につながり、人生を豊かにしてくれることになります。
ヴァイオリンを弾けるということが、自信になり、他のことにも積極的にチャレンジでき、結果的に人生を楽しんでもらえたら、と願い、日々レッスンしております。
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